お茶の種類について

緑茶、紅茶、ウーロン茶は同じツバキ科の茶樹からつくられますが、
発酵の程度や不発酵などで分かれます。

そして、緑茶は茶園に覆いをする、しないで大きく区分され、次のような
種類に分かれます。

緑茶は不発酵、ウーロン茶は半発酵、紅茶は完全発酵したものです。

抹茶 (碾茶)

よしず・わらや化学繊維などにより約20日間以上日光を遮り
摘まれた新芽は蒸した後、揉まずに乾かし、葉肉だけを石臼で
碾いて抹茶にします。

効用  高血圧抑制、老化抑制、糖尿病予防、がん予防、口臭予防、虫歯予防、
インフルエンザ予防、利尿促進、ダイエット効果、味覚異常予防、脳神経活性化、
血中コレステロール抑制、抗菌作用、アロマテラピー効果、白内障予防、整腸作用 

水への不溶性のクロロフィル・ビタミンA,Eベータカロテン・食物繊維・
タンパク質も抹茶では丸ごと吸収されます。

保存方法
抹茶は変色変質がが大変早く、高温・湿気・光線・移り香に弱い商品です。
プルトップ缶詰は開缶するまでは高温・湿気・光線・移り香は心配いりま
せんが、高温には弱いので、必ず冷蔵庫などの低温で保存され、
開缶後はできるだけ新鮮なうちにお召し上がりください。

玉露

碾茶と同様に茶園に「よしず」と「わら」や化学繊維を使って覆いをし、
日光を90%以上遮って栽培します。
新芽は覆下茶園特有の鮮やかな緑色になり、とても柔らかく成長します。
そのため、茶摘みは一芽一芽ていねいに手摘で行われ、しかも一番茶だけ
採ります。

かぶせ茶

玉露と煎茶の中間で、わら・コモ・化学繊維などの簡単な覆いを数日間茶樹にかぶせ、
摘まれた新茶は玉露と同様に製造します。
煎茶の爽やかさと、玉露の風味を合わせ持っています。

茎茶

茎の部分で、雁金・棒茶・白折などとも呼ばれます。

煎茶

茶園に覆いをせず育て、新芽を摘んだ後は玉露と同じ製法で日本で一番よく飲まれています。
爽やかな香りと、上品な渋みのある味わいです。

川柳

新芽の形状が大きく、煎茶やかぶせ茶に入らないお茶。
あっさりとした風味があります。

粉茶

製造や精選加工で出来た粉末に近いお茶。
(注 お湯や水には溶けません)

ほうじ茶

川柳や煎茶を焙じて、香ばしいにおいを際立たせたお茶です。

玄米茶

煎茶などに炒り米を混ぜたお茶です。